洗濯機の買い替えの際には、吸水栓を専用品に交換した方が何かと良いですよ、しかも、自分で結構簡単にできますよ、というお話です。
言いたいことをまとめると
吸水栓を交換した経緯
我が家で約8年間活躍した日立の洗濯機が、ついに故障してしまいました。
家電量販店の長期保証の期限も切れていたため、なるべく早く修理してもらおうと、日立の修理サービスに直接電話をして症状を説明。
そうすると、担当者から、技術料と部品代で3万から5万円ほど修理費がかかる可能性がある、という説明が…。
また、支払い方法には、現金払いの他に、請求書払い、カード払いが用意されているとの事。
それだけの費用を出すなら、もういっそのこと買い換えよう、という事になり、翌日には近所の大手家電量販店で洗濯機を購入。
結果、今度の我が家の洗濯機は、パナソニック製に。
洗濯機下の防水パンの形状やサイズ、排水口・水道の蛇口の位置など、必要になりそうなおおよその数値を測ったりスマホで写真を撮ってから出向いたこともあって、割とすんなり決まりました。
購入手続きの際、係の方から説明を受けたのが、
- 現在、洗濯機のメーカーでは、水漏れに起因する故障や事故防止の意味合いからか、水道栓を洗濯機専用の給水栓ジョイントに交換することを勧めています。
- お届けの際に、配送設置業者から吸水栓交換の話が出る場合がありますが、必ず交換しなければならない、というものではありませんので、断ってもらっても大丈夫。
- ただし、業者側が設置場所を見て、水漏れや水道栓の位置などの関係上、交換が必須だと判断しお客様が応じた場合は、交換費用が現地で別途発生するので、念のため現金 3,086円 を用意しておいてください。
というような内容。
現状の洗濯機置き場の水道の蛇口の位置や形状では、購入した洗濯機を設置した時に、開いたフタが蛇口に触れる可能性はあるな、とは思っていたこともあって、説明には納得。
この時点で既に、交換の話が出たら応じるつもりでいましたが、「一応断れるんだ~」的な理解をしました。
保証が効かない?交換は当然?
洗濯機の配送日。
前日の夕方に電話で指定のあった配送時間の通り、洗濯機がやってきました。
設置のため洗濯機置き場を確認した担当者の口から、早速、例の給水栓交換の提案。
ただ、購入時の説明の時には聞いていなかった台詞が。
「交換しない場合、水漏れが発生した場合には、メーカーも◯◯(購入店名)も保証はできません(きっぱり)」。
なかなか強めな口調で、もう「交換するのは当然」という感じがひしひし。
もしも断るつもりだったならば、気の弱い方なら、とても「うちは結構です」などとは言いづらい雰囲気…。
我が家の場合、前述した蛇口の問題もあって、話が出たら応じるつもりでいたので、そのまま交換作業してもらったわけなんですが。
大手家電量販店といえば、思いつく限りで、ヤマダ電機・ビックカメラ・ジョーシン・エディオン・ヨドバシカメラ・ケーズデンキ・ベスト電器・コジマ・マツヤデンキ(順不同)などがありますが、今どきの洗濯機設置の際はどこもこんな感じなんですかね?
洗濯機用給水栓ジョイントについて
我が家の洗濯機置き場の水道栓として付いていたのは、学校の水道とかによく付いている「万能ホーム水栓」というタイプ。
蛇口の水が出る先っぽの吐水部分がぐるっと回転する、下記の画像のようなタイプのものです。
今回交換したのは、この先っぽの回転する吐水部分。
ここを、万が一給水ホースが抜けた時のためのオートストッパー機能が付いている、洗濯機用の給水栓ジョイント(CB-J6)(→Google検索)に取り替えました。
この「CB-J6」という品番は、パナソニック、東芝、日立などの国内大手各家電メーカーで同じものになっていて、それぞれが純正品を販売しています。
ただし、必ずしも設置する洗濯機のメーカーに合わせた純正品を使わなければならないわけではなく、ある程度の汎用性はあるらしいです。
吸水栓を自力で簡単に交換する方法
私のように、給水栓ジョイント(CB-J6)への交換を業者さんに依頼すると、約3,000円程かかってしまいます。
でも、この交換作業、女性でも1人で簡単にできるので、その方法をご紹介しておきます。
用意するもの
交換に当たって、以下のものを用意します。
- 洗濯機用の給水栓ジョイント(CB-J6)
- モンキーレンチ(300mmくらいの幅広タイプ)
- タオル
- 水道防水用のシールテープ
手順
交換の手順は以下のとおりです。
- 自宅の水道メーターの横についている止水栓を閉める。
- 万能ホーム水栓のハンドルを閉めて水をしっかり止める
- 万能ホーム水栓の吐水部分根元のナットを緩め、蛇口の先を外す。※注1
- 給水栓ジョイント(CB-J6)に付属しているパッキンを給水栓内に入れる。
- 水道用のシールテープを、水栓の溝のある雄ネジ部分に巻く。※注2
- 給水栓ジョイント(CB-J6)を取り付ける。※注3
- 給水栓ジョイント(CB-J6)に、洗濯機の給水ホースを取り付ける。※注4
- 自宅の水道メーターの横についている止水栓を開ける。
- 注1) モンキーレンチを使って、ナットを反時計回りに回して緩め、蛇口の先っぽの水が出る吐水部分だけを外します。
- 注2) 雄ネジ部分の先端からネジ山を一山外した所から、テープを水栓に向かって時計回り(「の」の字)になるように、軽く引っ張りながら、5~6回ほど巻き付けてから切断します。
- 注3) ナットが水栓に当たるまで、まっすぐに差し込んでから、モンキーレンチを使って、ナットを時計回りに回してしっかり締めます。
- 注4) 給水ホースのロックレバーを引き下げ、ジョイントにカチッという音がするまで差し込みます。
※取り付け方法の詳細については、必ず、給水栓ジョイント(CB-J6)の説明書を確認し、上記の手順と異なる箇所については、そちらの指示を優先させて下さい。
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工具の無い人は頼んだ方が無難?
いかがでしたか?
洗濯機の吸水栓を誰でも自分で簡単に交換する方法をご紹介しました。
今回ご紹介した、洗濯機用の給水栓ジョイント(CB-J6)の価格は、ネット通販やホームセンターなどでだいたい2,000円前後。
また、水道用のシールテープも、100円程度から購入できますので、ご自宅にモンキーレンチなどの工具があれば、業者さんに作業してもらうよりも、1,000円ほど安く交換することができます。
ただ、300mmサイズのモンキーレンチは値段が1,000円くらいするので、これまで購入してしまうと、業者さんに交換を頼むのとトータルでほとんど変わらない金額になってしまいます。
今後のためにも1本用意しておこう、と判断されるのであれば、ご購入されるのは非常にアリだと思いますが、一応ご注意ください。
まあ、こういう基本的な工具類はあるとなにかと便利ですしね。
ご紹介した方法で、女性でもお一人で簡単に洗濯機の吸水栓を交換することが出来ますので、ぜひお試しください。
では。
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