忘れたくて仕方のない出来事ってありませんか?
辛くて、苦しくて、悲しくて、嫌で、忘れたいと思っているのになぜか忘れられない体験。
人間生きていれば、誰しもが経験あると思います。
そんな、辛くて嫌な出来事がトラウマ化する前に、一刻も早く忘れるための方法をメモしておきます。
言いたいことをまとめると
考え尽くす
まず、思い出したくないのに頭に浮かんでくる出来事があるなら、あえてそれを、考えて、考えて、考え抜いて下さい。
人間の脳は、そもそも、ある事実についての思考を抑制しようとすればするほど、結果的にその思考を活性化させる特徴があります。
つまり、ある事実を忘れようと努力すればするほど、脳にはそれを忘れないようにという命令が下っているのと同じ。
そうであれば、逆に、忘れようと意識しないことが大切。
失恋であれば、泣きたいだけ泣けばいいし、他人に迷惑をかけない範囲で騒げばいいんです。
人間の脳は、時間の経過によって、意識していたはずの対象への興味が薄れていく機能を持っています。
その境となる、おおよその期間が、3か月~半年ほど。
その期間を過ぎると、みるみるうちに考え尽くしていたはずの対象に飽きてしまいます。
そうすることで、心に負った傷についての自浄作用が働き、忘れられるというわけです。
日記をつける
3か月や半年も待てない、という方には、別の方法があります。
それは、日記を詳細につけること。
そのポイントは2つ。
「感情」を書く
1つ目は、日記の内容は、あくまで、忘れたい出来事について自分がその日に抱いた「感情」を書く、ということ。
同じ出来事や事実についての気持ちを、毎日書いても構いません。
また、日にちが経過して、別の忘れられない嫌な出来事が起こったら、それについて書いてもOK。
「数値化」する
2つ目は、日記に、その忘れたい出来事に対する気持ちの度合いを、%(パーセント)で「数値化」して記入すること。
その出来事に対する自分の正直な感情を、「“悲しい”が60%、“辛い”が15%…」などというように項目化して、各項目に対する数値の合計が100%になるように記入します。
項目や数値は、あなたのその日の適当な気分で決めてしまって構いません。
項目化・数値化することで、自分の感情が具体的に表現され、それを客観視できるのが大切です。
これらのポイントを守って、毎日続けていくと、嫌な出来事が自分の心の中でどうでもよくなる瞬間が、ある日突然やってきます。
それを境に、嫌な出来事への興味が一気に薄れて、それらを忘れられるというわけです。
人に話す
他人に話してみるのも非常に良い方法です。
信頼のおける相手を選んで、自分の辛い出来事や、たまった感情を、恥ずかしがらずに思い切ってカミングアウトするわけです。
ポイントは、「自虐的に」話すという点。
仕事の失敗や失恋などでできた心の傷を、自ら正直にさらけ出すことは、その傷が深ければ深いほど、大きければ大きいほど、とても辛い行為ですが、体の傷が消毒で早く治るのと同じように、心の傷もそれらを経ることで治りが早くなります。
まとめ
いかがでしたか?
辛くて嫌な出来事を、一刻も早く忘れるための方法をご紹介しました。
心に負った傷を治すためには、まず、その傷を無理に記憶の彼方に押しやろうとするのではなく、自覚して向き合うことが必要になります。
今回ご紹介した内容は、その必要なステップを踏むための方法の一例です。
これらを参考に、あなたがご自分に合った方法を見つけられることを切に願っています。
では。
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