旅館などに宿泊する際、備え付けの浴衣を着ますよね。
私の場合は、普段着ることが無いので、これに着替えただけでも「旅行に来たんだな」と実感できて結構好きです。
言いたいことをまとめると
浴衣がはだけると恥ずかしい
そうこうして、お風呂や食事を済ませたら布団で寝るわけですが、朝起きたとき、浴衣の前がはだけている時ってないですか?
旅館だったら、大概誰かと一緒に泊まるわけで、気心が知れた間柄だったらそうでもないですが、だらしない姿を見られてしまうのはやっぱりちょっと嫌だなあ、という時に使える方法を教わったのでメモ。
浴衣にタオルを仕込む
浴衣を着るときに、タオルを1枚用意しましょう。
旅館では、だいたい1人につき1枚用意されていますが、それはお風呂などで濡らしてしまうので、できればもう1枚用意しておいた方が良いです。
使い方としては、そのタオルを、浴衣を前で重ね合わせる部分の間(下前と上前の間)に挟みます。
「下前」とは、着ている人から見て内側に来る部分(身頃)、「上前」とは、逆に、着ている人から見て内側に来る部分(身頃)のことを言います。
普通の大きさのタオルなら、二つ折りくらいにするとちょうど良いサイズ。
あとは、普通に帯を結べば完成。
挟んだタオルと浴衣の生地の間に摩擦力が働くことで、浴衣がはだけにくくなります。
もしタオルが無ければ、ハンカチでもかまいませんよ。
補足:浴衣は右前?左前?
補足になりますが、浴衣の前の合わせを、左を前にするか、右を前にするか、でよく迷いませんか?
和服(着物)では、洋服とは違い、男女関係無く、前の合わせは「左を前にして」着ます。
ただし、これを、左前と呼んではいけません。
前の合わせを、左を前にして着ることを「右前」と呼びます。
イメージとは逆。
和装でいう「前」とは、合わせる順番が時間的に前(先)ということを指します。
つまり、先に右手に持った衿を体につけて、後から左手に持った衿を合わせるので、順番的に右が先、だから「右前」と呼ぶわけです。
「右が先 ⇒ 右が時間的に前 ⇒ 右前」と意識してください。
まとめ
いかがでしたか?
タオルを使って、寝返りを打っても浴衣がはだけないようにする方法をご紹介しました。
ぜひ試してみてください。
あと、繰り返しになりますが、浴衣を着るときは、男女関係無く、前の合わせは「左を前」ですよ。
では。
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