衣替えの際、収納しておいた衣類を出すと、防虫剤のニオイが、すぐに着られないくらい残っていることがありますね。
最近の防虫剤は、ニオイが付きにくい製品が多いはずなんですが、モノや入れる場所によっては、どうしても残ってしまう場合も。
言いたいことをまとめると
急ぎでなければ風に通すのが一番ですが…
家庭向けの衣類用防虫剤は、ほぼ揮発性なので、臭いを取ってしまうには風を通してしまうのが基本。
その衣類を着る予定の2~3日前にハンガーなどにかけて、風通しの良い場所に吊るしておけば、たいがいの臭いは取れます。
でも、明日着たいという洋服や衣類に、キツイ臭いが付いていた場合は、一体どうしたら良いのか…。
喪服などはそのパターンにハマってしまう典型的な衣類。
そこで、防虫剤のしつこい臭いを急ぎで取るための5つの方法をご紹介します。
スチームアイロンを使おう
防虫剤の臭いは熱や水分に弱いので、アイロンのスチーム機能を使って落としてしまいましょう。
最近では、ハンガーにかけたままシワを伸ばせるハンディタイプのスチーマーも人気です。
旅行にも持っていけるくらいコンパクトな製品もありますし。
やり方は、
- アイロンを衣類から2~3センチくらい離して、全体に蒸気を当てる。
- 終わったら、ハンガーなどにかけて数時間おいておく。
アイロンにスチーム機能が無くても
ご自宅のアイロンに、スチーム機能が付いていない場合もあるかもしれません。
その時は、濡れタオルを使いましょう。
- タオルをぬるま湯につけて絞る
- 絞ったタオルを服の上に当て、その上からアイロンをかける
タオルをつける前のぬるま湯に、香水やエッセンシャルオイルを1滴たらしておけば、服からほのかな良い香りが漂いますよ。
お風呂に干しておく
アイロンが無い場合は、浴室の湯気に当てましょう。
風呂上がりで湯気が残った浴室の中に、ハンガーにかけた服を数時間(出来れば一晩くらい)吊るしておきます。
注意点としては、浴室の換気扇を切っておくこと。
使いたい湯気が逃げてしまいますからね。
扇風機やドライヤーの冷風を当てる
それでも臭いが取れない、という場合は、扇風機の風や、ドライヤーの冷風を当ててみて下さい。
ただし、これだと生地の表面の臭いは取れますが、生地の奥に入り込んだ臭いまではなかなか取れません。
あくまで、蒸気での脱臭にトライして駄目だった場合の、応急処置的な感じでとらえて下さい。
脱臭剤と密封
蒸気や風当てでも駄目だったけど、もう少し猶予がある、という場合は、脱臭剤と服を一緒に密封したビニール袋に入れておく、という方法も有ります。
脱臭剤は、冷蔵庫用のもので構いません。
一晩おいておけば、ニオイはかなり落ちます。
ドライヤーの温風や除菌消臭スプレーは×
ドライヤーの冷風を当てる方法はご紹介しましたが、温風は当てない方が無難です。
蒸気を使う場合と違って、水分が無いため、生地が一気に傷みます。
特に、ウールやシルク素材への過度な温風は、服をダメにするので厳禁です。
また、市販の布製品・衣類用の除菌消臭スプレーも避けておいた方が良いかと。
非常に便利でどのご家庭にもあるかとは思いますが、スプレーの種類や服の素材によっては、汗に反応してシミになる可能性が…。
プロのクリーニング店でも、通常の洗濯処理では取れない場合もあるようなので、実は要注意らしいです。
いかがでしたか。
防虫剤の臭いを急ぎで取るための5つの方法をご紹介しました。
衣替えや急な外出で、衣類をタンスやクローゼットから取り出した際には、ぜひ思い出して頂けると幸いです。
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