衣類のアイロンがけで失敗して、テカリをつけてしまうことってありませんか?
生地の表面が、うっすら光って見えてしまうアレです。
アイロンがけでテカリを避けるには、
- 凹凸のあるタオルなどで当て布をする
- 滑らせるようにではなく繊維を潰さないように軽くかける
- 段差がついたり生地が重なっている部分は避ける
などのコツがあるんですが、気をつけていても、つくときにはどうしてもついてしまいますよね。
また、アイロンでつけてしまった場合もそうですが、学校の制服などの衣服の摩擦によるテカリも悩ましい。
そこで、今回は、衣類のテカリをとって目立たなくする方法をご紹介します。
正確には、衣類の着用で自然につくものを「テカリ」、アイロンなどの圧力でつくものを「アタリ」と呼びますが、ここでは「テカリ」と統一して表記します。
アイロンでスチーム
スチーム機能のついたアイロンを使います。
テカリが出ている生地部分に、アイロンで高温のスチームをたっぷり当てましょう。
蒸気を当てるときは、アイロンを生地から少し離してかけてください。
ハンガーにかけたままかけられるタイプの衣類用スチーマーでも良いです。
繊維を直接起こす
テカリ部分は、生地の繊維が押しつぶされて寝てしまった状態になっているため、これを直接起こします。
素材を痛めてしまってはいけませんが、歯ブラシやメラミンスポンジを使って、繊維の流れに逆らうよう、多少毛羽立たせるくらいのつもりで、ていねいにこするように起こして
ください。
繊維をある程度起こしたら、アイロンでスチームをかけましょう。
酢水でアイロンがけ
穀物酢や米酢といった食用酢を使う方法もあります。
手順は以下のとおり。
- 用意した酢に対して2倍の量の水を加えて酢水を作る。
- 当て布用のタオルを酢水で湿らせ、よく絞る。
- そのタオルをテカリ部分に当て、上からアイロンをかける。
アイロンを当てる際は、強く押し付け過ぎないようにしましょう。
市販のテカリ修正スプレー
お金をかけても良い、という方であれば、市販のテカリ修正スプレーを購入して試してみるという手もあります。
製品にもよりますが、そのやり方の多くは、テカリ部分に液を均一にスプレーして、ていねいに繊維を起こすというもの。
道具は、前述した歯ブラシなどを使ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
アイロンなどでついてしまった衣類のテカリを消す方法をご紹介しました。
テカリの原因は、圧着や摩擦で繊維が押しつぶされるてしまうこと。
どれも、基本的には、寝てしまった繊維を起こすための対処法ですので、仕上げに洋服ブラシでのブラッシングをおすすめします。
どうしても治らないという場合は、プロのクリーニング店に相談してみるという方法もありますが、まずは、ここでご紹介した方法を、焦らずていねいに試してみてください。
では。
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